第二次世界大戦後、性能が向上した現代の潜水艦は今でも水上艦艇にとって大きな脅威である。広い大海の海中を静かに進む潜水艦は位置の捕捉が困難で、原潜などは水中速力が水上艦艇より速いので、水上艦だけで潜水艦に対抗するのは効率が悪い。敵潜水艦の攻撃を目的とする対潜水艦作戦には特別に設計された特殊な兵器、対潜兵器が必要であり、平時から敵潜水艦の音、つまり音紋を収集し、海洋調査により海面下の自然状況を把握しておく必要がある。
米海軍は世界中の海洋の海底深度、海水温、磁気、海流を調査し続けている。ソビエト連邦も冷戦時代は同様の努力を払っていたと考えられる。近年では中国海軍が精力的に太平洋方面の海洋データを集めている。アメリカ海軍が調査した大洋底の地磁気のデータからプレートテクトニクスの証拠が得られた。
広い海洋で敵潜水艦を探知するには航空機の機動性が必要であり、専用機材を搭載した対潜哨戒機や哨戒ヘリコプターが使用される。艦船では音響測定艦なども利用される。海底に張られたSOSUSアレイのような聴音網をかつては使用された。当然、攻撃型潜水艦も敵潜水艦を追う。
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対潜水艦作戦で使用される兵器
ソノブイ
普通は対潜哨戒機から投下される使い捨て式の無線聴音浮体。対潜哨戒機の胴体下にはソノブイ用の20個程の穴の格好をした投射機が設置されている。
ディッピングソナー
哨戒ヘリコプターなどから吊り下げて使用するソナー。LDの下に潜む潜水艦を探知するのに役立つ。探知距離は比較的短いが、ヘリコプターは潜水艦より速いので問題無い。使い捨てずに引き上げるだけなので保守も簡単で、使い捨てのソノブイよりも金が掛からない。